どうも、まじめブロガーのじゅんです。
今日は視点の違いについてお話ししようかと思います。
物事を見るときには幾つかの視点を持った方が良いとされています。
では、なぜ様々な視点を持った方が良いのか?
それは、見ている物事を正確に把握することができるからです。
例えば、目の前に箱があるとします。
その箱を正面から見ただけでは裏側は見ることができません。
裏側にまわって視点を変えると箱の裏側が見えます。
さらに、近くで見ているだけではどのくらいの大きさなのかを正確に把握することができません。
少し離れて遠くから見ることで箱が他のものと比べてどのくらいの大きさなのかがわかります。
さらに内側はどうなっているのだろう?と箱の中を見れば中に何か入っているかもしれません。
実際に触ってみたら思ったよりもやわらかい素材でできているかもしれないのです。
視点を変えることとは、その物事自体に興味を持つこととも言えます。
ああしたらどうなるだろうか?
こうしたらもっといいのではないか?
そんな好奇心や探求心が視点を変える原動力となります。
その行動そのものが物事への深い理解となり、より正確な情報を手に入れることができるのです。
よくあの人は視点が違うね、なんて聞いたりして自分には無理だと思う方もいるかもしれません。
でも、興味を持っているものであれば、あれこれ知りたくて自分でより詳しく勉強して調べたりした経験があると思います。
その『知りたい』気持ちが視点を変えることにつながってくるのです。
なので、視点を変えるという一見難しそうなことも普段から無意識で行っているんですね。
逆を言ってしまえば、興味のない物事に視点を変えて見ることは難しいんです。
あとは意識をして視点を変えて物事を見るトレーニングをすれば、驚くほど物事が新鮮に見えてきます。
例えば、相手の立場に立って考えること。
私は本が好きなので本を例にとってお話しします。
購入者側から見た本、本に対してどんなことを考えるか?
値段が高いのか安いのか、またページ数が多いか少ないか。
いやいや、やはり内容。
いやいや好きな作家で選ぶよという方もいるかもしれませんよね。
でもこれはあくまで買う側からの本に対する思い。
売る側からしたら本はどう思うのか?
表紙の色使いが派手なものがいい、帯に著名人のコメントがあるものがいい。
いやいや、入口近くに積んでおけば見栄えがなくても大丈夫。
買う側の視点とはまた違って内容がうんぬんかんぬんは関係ないかもしれません。
では、本をお店に運んでくる運送会社の人だったら本をどう思っているのか?
厚くない本がいい、軽い方がいい、小さい方がいい。
本を単なる物体として見ているかもしれません。
本の内容とか外見とか全然関係のないことを本に対して思っているかもしれません。
同じ本に対して感じることでも立場によって見方も変わってくるのです。
視点を変えることを意識していくと、相手の立場から物事を見つめることにもなるんです。
それは表面的ではない、もっと本質的な部分を見ることにもなるのでぜひ視点を変えて物事を見ることを意識してほしいと思います。
視点を変えて物事の本質を見つめることができたとき、人はきっと好きだったこと以外の物事にも興味を持ち優しくできるんだと思います。
その連鎖が知識を深めることにつながり、人としての深みが増していくのではないでしょうか。